【2914】JT

 発表日:2021年2月9日

タイトル:たばこ事業運営体制の強化
外部環境:

・喫煙と健康の意識の変化

・各国のたばこ税増税や喫煙規制の進展、RRP市場の拡大

RRP: Reduced-Risk Products(喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品)

戦略:

RMCへの必要な投資を継続

・HTSへの集中的な投資

・海外たばこ事業、国内たばこ事業の 2 事業体制を一本化

RMC: Ready-Made Cigarettes(紙巻きたばこ) (Roll Your Own/Make Your Own(手や器具で巻くセルフメイド紙巻たばこ)を含む)

HTS: Heated tobacco stick(高温加熱型の加熱式たばこ)

社長コメント:

実績:

・RJRI・ギャラハー等の大型買収や新興市場への地理的拡大

・GFBを中心としたブランドエクイティ強化

・RRP の販売拡大に向けた継続的な投資

・国内外の R&D や RRP 組織の One Team化推進、海外たばこ事業における事業運営体制の変革(Transformation)

GFB: Global Flagship Brands(「ウィンストン」「キャメル」「メビウス」「LD」の4ブランド)

今後:

・現在の海外たばこ事業、国内たばこ事業の 2 事業体制を一本化

 

たばこ事業の事業運営体制の一本化:

概要:

・たばこ事業の本社機能を海外たばこ事業の本社機能を有するジュネーブ拠点に統合

・たばこ事業に係る戦略策定・業績管理及び意思決定プロセスの機能・仕組みを統合

・日本市場は、グローバルな事業運営体制のもと、主要市場の一つとして運営

・ R&D 機能に加え、たばこ事業に係るサプライチェーン各機能のレポートラインをグローバルに統合

・事業運営体制の一本化は、2022 年 1 月に実施予定

事業環境に適応した組織基盤構築:

施策概要:

JT 施策

・国内営業組織の改編及び間接業務の効率化に伴う要員適正化を 2022 年 4 月に実施

JT 九州工場(福岡県筑紫野市/たばこ製造工場)を 2022 年 3 月末に廃止

・原料調達機能の最適配置  2022 年 4 月に⻄日本原料本部(熊本県合志市)へ集約

グループ会社施策

・フィルター製造工場の廃止 2022 年 3 月末に廃止

・ジェイティエンジニアリング(株)の清算

・2023 年4月にたばこに係るコアエンジニアリング機能を JT へ集約

JT における要員適正化

施策概要:

JT

社員 1,000 人規模の希望退職募集等を実施

・フィールドパートナー(営業活動の補佐業務に従事するパートタイマー)制度廃止

・該当パートタイマー1,600 人規模の退職勧奨

・シニア社員(定年退職後再雇用された契約社員又はパートタイマー)150 人規模の希望退職募集

‐上記要員適正化については、退職時期を 2022 年 3 月末として実施予定

グループ会社

JT 九州工場及び JFT 田川工場の廃止に伴い退職勧奨

財務影響

・ 2021 年度に発生する費用は約 370 億円

・本日公表の業績予想に織り込み済

 

 

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