人を巻きこむには?
xtrend.nikkei.com※備忘録のため、要約しております。完全に個人利用目的です。元記事は上記リンク先をご覧ください。青字で自分の解釈を記載し、自らの人生にどう活用していくのかを己に宣誓しています
内容:
元P&Gレジェンドマーケターの森岡毅氏の2021年についてのインタビュー記事
タイトル:
「森岡毅氏が2021年を予測 リーダーの決断力が問われる時代に」
要約:
1. 2021年は、どのような年になると予想されますか?
新型コロナウイルスの脅威から脱出できるかどうかという期待と不安で、一喜一憂しやすい一年に。その中で、自分にとって決して譲ることのできない大事なものを見つめ直し、人生に悔いを残さないようにするということ。
仕事面でも、自分が重視していることを納得のいくまで頑張れば、1、2年後に次の一歩を踏み出すときの力になるはずです。
→2021年は私にとって、スポーツ業界で「己自身が個とチームを高い頂きに引き連れることのできる胆力のある人財」になるゴールに向けて重要な1年。
スポーツ業界2年目で、自分の目で「スポーツ」「エンタメ」を体感する。人と出会い、自分のレベルを引き上げるための重要な1年。
2.「個の戦い」
ウイルスとの戦いも、自分の生き方の戦いも、個で立ち向かう以外に方法はない。逆に言えば、今の環境でどのような行動を取るべきか、選択のサイコロを握るのは、常に自分だということを強く意識する。
→上司、同僚は関係ない。最終的に己と己の大事なものを守れるのは己のみ。覚悟をきめること。
3.リーダーとしての決断をするときに留意すべき判断基準は?
「欲」。欲こそがリーダーシップの根源と言えます。目的のための活力源になる「正しい欲」。「欲望」ではなく、「欲求」。自分の周りの世界を少しでも変えていくには、欲が不可欠。
大事になるのは、「己が欲する」だけではなく、自分以外の他の「人が欲する」ものであり、それを達成するには他人の力を巻き込む必要がある、つまり「人を欲する」かどうかです。私の本『誰もが人を動かせる!』では、この原理を「3WANTSモデル」として紹介しました。これが最も理想的な欲のありかたでしょう。
→3 Wantsモデル
①己が欲するか?(己自身がその目的に本気になれるのか?)
②人が欲するか?(巻き込まれる一人一人にとって魅力的か?)
③人を欲するか?(達成のために共同体を構成する個々人の奮闘が不可欠か?)
3Wantsモデルは腹落ち感がすごい。
②は他人の業務目標・個人的趣向・人生目標に刺さると「魅力的」
③は「奮闘が不可欠」=実現可能かつ高めのゴール設定・大義名分を丁寧にチームメンバーに伝える
引用:森岡毅氏著書『誰もが人を動かせる!』および冒頭リンク先ページより
4.森も重視されるリーダーシップの意義とは?
変化の起点になれることです。世界を自分が望む形に変えていくための最初の一歩を、自分自身の力で踏み出す。周りを巻き込んでいけば、やがて大きな変化が生まれます。
今、自分にとって本当に大事なものは何かと突き詰めて考えると、多くても5つくらいしかないでしょう。この1年間に限れば、そのうち3つでも追求できれば上出来です。その3つも、結果が100かゼロかの極端な勝負をしなくていい。35点、45点でも確実に取って、実績を重ねる。肝心なのは、ゼロに終わらせないことです。そういう人が増えれば、日本の国民性もしぶとくなるのではないでしょうか。思うに日本人は淡泊すぎます。春には桜の花を「潔く散るのがよい」といって愛でますが、現実社会では簡単に散っては駄目です。その点、アメリカ人が好むのはオー・ヘンリーの「最後の一葉」。葉が枯れて色が変わっても、散るまで諦めない。いざとなれば、葉が散らない工夫まで実行します。
自分が望むだけでなく、人のためになることを探り出し、他の誰かを巻き込んでいければ、きっとうまくいきます。日本の未来は、我々一人一人が自分の「正しい欲」と向き合い、リーダーシップを発揮できるかにかかっています。
→「日本人は淡泊すぎる」。正しく、自分のことだと思いました(笑)諦めが早いと言われます。アンコントローラブルな事に関してのみでですが。コントローラできることに関しては諦めることは絶対にしないですが。
時には、「熱意、熱量」で押し切り、譲歩しながらも何かの形にすることが重要と理解しました。
価値観が伝統的で古臭い日本人と話してると私は「モー無理だなって」思うタイプなんです。「時間の無駄だな」と思うので。そこをもう一歩粘って、実績を重ねることが重要だと感じました。